空飛ぶチンアナゴの統計解析日記

統計解析を嗜むチンアナゴのメモ帳です

pystata導入編


基本的にマニュアルを見ればインストールできます。
www.stata.com

pythonでのデータ分析のためにAnacondaがインストールされている人は特に問題なくインストールできるはず。
追加でインストールすることが推奨されているパッケージである

NumPy 1.9 or later versions
pandas 0.15 or later versions
IPython 5.0 or later versions

はAnacondaが入っていれば大抵インストールされているので少し手間が省けます。

実際のインストールの手順

一応、Macでstata_setupを用いてインストールした手順は以下の通りになります。
Windowsでのコードや他の方法は原本を確認してください。

1. STATAの場所を確認する

display c(sysdir_stata)

まずはSTATAを起動してSTATAへのパスを取得します。
このSTATAのパスは「STATA_SYSDIR」として後々まで使うので適時コピペしてください。

2. stata_setupからインストールする

$ pip install --upgrade --user stata_setup

ターミナルを起動してこれをコピペしてするとstata_setupがインストールされます。
インストールが終わったらAnacondaからJupyter Notebookを起動します。

STATA_SYSDIR = "「c(sysdir_stata)」で出てきたSTATAへのパス"

import stata_setup
stata_setup.config(STATA_SYSDIR, 'mp')

やってることはオリジナルと変わりません。
最初に「c(sysdir_stata)」で確認したSTATAへのパスを変数に格納しただけです。
stata_setupモジュールのconfig関数については
pypi.org

stata_setup.config('your_stata_installation_directory', 'your_stata_edition')

としか説明がありませんが、SEであればyour_stata_editionにse、BEであればbeを多分入れるとOKなはずです。もちろん、シングルクオートやダブルクオーテーションで囲むことを忘れてはいけません。

まとめ

ちょっと手間はかかりますが、STATAにpythonのパスを通すよりは比較的簡単にできるはずです。
Anacondaであればstata_setupをインストールするのに必要なモジュールは全て入っているのですんなりJupyter Notebook上でSTATAを起動することができるはずです。