空飛ぶチンアナゴの統計解析日記

統計解析を嗜むチンアナゴのメモ帳です

STATA 17がリリースされました

www.stata.com
STATA 17が出たぞーということで4月20日から入手が可能になりました。まだ、買ってないけど。
とりあえずサイトをみてみた感じの所感を。

Pythonとの連携強化

  • PyStata
  • Jupyter Notebook with Stata

前バージョンのSTATA 16から始まったPythonとの連携の強化ですが、より一層使い勝手が良くなっていると期待しています。
特にPyStataは大きいですね。
コードを書きながらデータ処理をしていくにあたってどうしてもSTATA側の使い勝手が良くなかったので、Python側からアプローチできるのは大変ありがたいことですね。
リスト形式のデータの取り扱いがあまり良くなかったので、ループ処理を進めるときなんかはとてもコードが楽になると思います。

Java integrationとJDBC

なんでJavaと思ったけど、Javaを使ってデータベース周りを処理するためのシステムがあるらしい。
大きなデータを触る場合、SQLだけではなくて今後はJavaも少しは理解しておいた方がいいのかもしれない。
www.atmarkit.co.jp

Tables

微妙に使い勝手の悪かった表関係が少し改善されるらしい
よかった。これで結果を出力するときに少し楽になる……はず。

最後に

個人的に直接絡みがあるところはこの辺でしょうか。
差の差分析の機能とか追加されてはいますが、今は使わないのでスルー。

しかし、改めてみてみると、色々サポートとかつく分の価格の値上がりが著しく、かつての安価に解析したければSTATAという点は年々消えつつあるなという印象です。

近年ではRやPythonのパッケージ等が充実してきているので、クロス集計して古典的な多変量解析をやる程度であれば、RやPythonを使った方がコスト的にもいいのではなかろうかと個人的には思います。

昔ほどはSTATAを使う大きなアドバンテージはないだろうなというのが個人的な見解です。