空飛ぶチンアナゴの統計解析日記

統計解析を嗜むチンアナゴのメモ帳です

STATAにおけるKruskal-Wallis検定後の多重比較をどうするか問題

ANOVAに比べてKruskal-Wallis検定後の多重比較の記載が圧倒的に少ない気がするので色々書いてみます。

【参考事例】SPSSさんの場合

www.stats-guild.com

IBM SPSS Statistics Algorithms.pdf(英語版のみ):PDF776枚目
The Kruskal-Wallis, Friedman and Kendall, and Cochran tests use the procedure proposed by Dunn (1964) (originally designed for the Kruskal-Wallis test). The procedure uses ranks (or successes for the Cochran test) based on considering all samples rather than just the two involved in a given comparison.

とあるようにSPSSだとDunnの検定を使うそうです。
普通にMann-WhitneyのU検定をすべての組み合わせでやってBonferroni法でp値を調整してもいいんだろうけど、それはめんどいのであまりやりたくありません。
何かいいadoファイルはないかと探してみます。

探すとあるものですね

www.statalist.org
ということでDunnの検定をやってくれるadoファイルを見つけました。
やっぱりちゃんとあるものですね。
あとはこの記事の通りにやればインストールできます。