STATAにはtable1_mcという便利なユーザーアドインがある。
ざっくり説明すると
項目名 男 女 p-value 身長(cm)/ Mean(SD) 168.2 (5.5) 155.4 (4.2) 0.001 体重(kg)/ Mean(SD) 67.4 (10.5) 55.2 (7.2) 0.021 BMI / Mean(SD) 23.0 (4.0) 22.2 (7.2) 0.021 食生活についてきになることはあるか / ある(%) 5 (25%) 10 (30%) 0.021 (以下略)
というような表1をつくってくれるSTATAのプログラムである。
表1を作るだけではなく複数のクロス集計を一括で行うのにとても便利なので愛用している。
インストールのやり方等はこちらの記事を参照して欲しい
Make a Table 1 in Stata in no time with table1_mc – Tim Plante, MD MHS
これのRバージョンがないかなという話
とにかく時短ツールとして有効なtable1_mcなのだが、これのRバージョンはないのかということで探してみたらあった。
cran.r-project.org
このtableoneというlibraryは「だいたい」table1_mcと同様の挙動を示してくれる。
実際の動作はリンク先を見て欲しい。若干スクリプトが増えるとはいえ欲しい機能はだいたい備わっている。
少なくともめんどくさいコピペの繰り返しからは開放してくれる。検定もパラメトリックな検定からノンパラメトリックの検定まで一通りやってくれる。表の書き出しもcsvやExcel形式に問題なくできるのでその後の加工がとても楽になる。
table1_mcのR的なツールとしてはとても便利なツールである。
tableoneはとても便利なライブラリーなのでインストールしましょう
STATAの方でtable1_mcがもうすっかり手放せないアドインとなっているが、このtableoneもRで解析を行う際には手放せないツールの一つであると思う。
とても便利なので是非導入してみると良いだろう。